ユーロが対ドルで下落、売り圧力継続との見方＝ＮＹ市場

　［ニューヨーク　２３日　ロイター］　２３日のニューヨーク外国為替市場で、ユーロが対ドルで下落。今週開催される欧州連合（ＥＵ）首脳会議で当局者が対ギリシャ救済策をまとめる可能性は低いとの見方が広がった。
　ギリシャが債務返済に向け金融支援を得られるかをめぐり不透明感が根強いなか、ユーロは３週間ぶり安値近辺で推移、ドルは一部の質
への逃避買いに支援された。ユーロは対スイスフランで最安値をつけた。
　２５─２６日のサミットでギリシャ問題への決着が速やかに図られなければ、さえない成長とも絡み、欧州中央銀行（ＥＣＢ）は来年にかけても利上げに踏み切ることができない状況になりかねず、ユーロは一段と売られる恐れがある。市場ではサミットを控えたユーロ売り圧力は継続す
るとみられている。
　トラベレックス?グローバル?ビジネス?ペイメンツ（ワシントンＤＣ）の為替トレーダー、ジョー?マニンボ氏は「サミットで、対ギリシャ金融支援に関して具体策がまったく出てこなければ、ユーロ安は一段と進む可能性がある」と述べた。
　ドイツのメルケル首相は、ギリシャ政府が資本市場から資金を調達できなくなった場合しか、
最終手段としての対同国金融支援には同意しない考えを示した。同支援については、国際通貨基金（ＩＭＦ）による負担と二国間支援を組み合わせたモデルにのみ合意するだろうとした。
　終盤の取引でユーロ／ドルは０．４％安の１．３５００ドル。一時１．３４７７ドルに下落する場面もみられた。ロイターデータによると、前日には３週間ぶり安値となる１ rmt リネージュ2
．３４６１ドルをつけていた。
　ユーロ／ドルは年初以降５．７％下落しており、市場では下げは行き過ぎの可能性があるとの声も聞かれる。
　２月の米中古住宅販売戸数は、季節調整済?年率換算で５０２万戸となり、前月比０．６％減少した。減少は３カ月連続。市場予想は同５００万戸、前月比１．２％の減少だった。実際の数字が予想ほど落ち込まなか 美容整形外科
ったことで「リスク選好が上向き、ユーロを若干下支えした」（フォレックス?ドットコムの首席為替ストラテジスト、ブライアン?ドラン氏）という。
　ユーロは対スイスフランで最安値をつけた。ロイターデータでは１．４２６３スイスフラン、ＥＢＳでは１．４２６２スイスフラン。
　為替の動きについて、スイス中銀はコメントを控えた。
　ギリシ Arado rmt
ャのパパコンスタンティヌ財務相は、ギリシャは同国の債務危機に対する欧州の解決を望んでおり、ＥＵ首脳会議では前向きな結果を期待しているとの考えを示した。こうしたなか、ポルトガルのコンスタンシオ中銀総裁は、ギリシャへの必要性を満たすには国際通貨基金（ＩＭＦ）融資だけは十分でないとの見方を示した。
　ユーロ／ドル相場の見通しについて
、ＢＮＰパリバ（ロンドン）のシニア為替ストラテジスト、イアン?スタナード氏は「１．３４３５ドルの安値を試す展開となり、もし下抜ければすぐに１．３１００ドルに迫るだろう」と述べた。

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